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家族の長距離ドライブ。充電器の先にある準備のこと

Portrait of Daniel Reyes, who writes the privacy and technology guides for Be CloserDaniel Reyes 読了目安 9分

考え方はひとつです。うまくいく前提ではなく、うまくいかない瞬間を先に決めておきます。出発前にルート全体のオフライン地図を落としておく、二台で走るなら位置情報を共有する輪をつくる、サービスエリアでは端末に頼らない合流場所を口に出して決める、そして車そのものにトラッカーを一つ置いておく。それだけで、当日の慌ただしさはかなり減ります。

帰省でも旅行でも、荷造りのときに誰もが思い出すのは充電器のことです。車載アダプター、いつもケーブルをなくす子のための予備、後部座席まで届く長いもの。そこまでは、たいていの家族が用意できています。

抜けやすいのは、家から三時間ほど走ったあたりで実際に効いてくる準備のほうです。峠道で電波が消えたときの地図、はぐれた二台目の車の位置、サービスエリアで十五分だけ別行動をしたあとの合流。どれも、必要になった瞬間には準備ができないものばかりです。

難しい話ではありません。ただ、出発前に決めておく必要があるというだけです。ここでは、充電器のその先にある準備を、順番に整理していきます。

オフライン地図は、思っているより効きます

多くの地図アプリは、電波があることを前提に動いています。そして長距離のドライブは、たいてい一度は電波の届かない区間を通ります。山あいの峠、海沿いの旧道、山間部の高速道路のトンネル区間。案内が消えるのは、いちばん道が分かりにくいところです。

主要な地図アプリはどれも、出発前に地域を保存しておく機能を備えています。保存しておくのは目的地の周辺だけでなく、ルート全体にしてください。抜けるのはたいてい途中の区間で、出発地でも目的地でもありません。前夜、家の Wi-Fi につながっているうちに済ませておくのが確実です。

  • 目的地だけでなく、ルート全体を保存してください。電波が落ちるのは中間の区間です。
  • 紙の地図帳を一冊、助手席の足元に。電池も電波も要りません。
  • 給油や休憩の候補も、地図を保存する段階で確認しておいてください。保存後は検索が使えないことがあります。
  • 同乗者の端末にも同じ地図を保存しておくと、運転席の端末が使えないときにそのまま代わりになります。

二台で走るとき、電話をかけずに位置を合わせるには

二台に分かれて走る移動には、決まった形の失敗があります。片方が分岐を一つ外し、二台が離れ、どこにいるのかを電話で確かめ合うことになり、その電話が運転中にかかってくる。位置情報を共有する輪をつくっておくと、この一連が静かに省けます。もう一台がどのあたりを走っているのかを、同乗者が画面で確かめられるからです。

設定そのものは出発前の数分で終わります。全員が同じ輪に入り、車ごとに地図を見る担当を同乗者の中から決め、運転中に画面を見るのは同乗者だけという約束を口に出しておく。それだけです。

出発前に決めておきたい取り決め

  1. 1どちらの車が前を走るかを先に決めてください。途中で相談する必要がなくなります。
  2. 2離れてしまった場合は、高速道路上で合流しようとせず、次に決めてある休憩地点を目指します。
  3. 3共有した地図を見るのは同乗者だけにしてください。運転する人の仕事は道です。
  4. 4一時間に一度ほど、休憩のたびに顔を合わせて確認してください。画面上の点よりも、短い立ち話のほうが分かることが多いです。
位置の共有は、相手を見張るためではなく、電話をかけずに済ませるためのものです。

一日じゅう走る日の、電池の配り方

案内、音楽、位置情報の共有は、どれも長い一日のあいだに端末の電池を確実に削っていきます。とくに常時の共有には相応の消費があります。この点は位置情報の共有とバッテリーの話で詳しく書いたとおりで、到着の通知だけに絞ると負担はかなり軽くなります。

  • 車載の充電器は端末の数だけ用意してください。一本を後部座席で回すのは、たいてい途中でもめます。
  • モバイルバッテリーを車ごとに一つ、前夜に充電しておいてください。前回の残りがあるという前提は、だいたい外れます。
  • 案内を担当する端末は、画面を暗くし、背景で動くアプリを閉じておいてください。いちばん負担がかかっています。
  • 常時の共有ではなく到着の通知で足りる場面が、旅の大半です。必要な区間だけ切り替えてください。

大切な家族との距離を、少しだけ縮めましょう。

無料でダウンロードできます。1分ほどでサークルの設定が完了します。マップを見られるのは、あなたが招待した人だけです。

車に置いておくと助かるもの

車検証や保険の書類のほかに、いくつか小さなものを入れておくだけで、数日の移動はずいぶん楽になります。

もの置いておく理由
紙の地図帳電波も電池も要りません
予備の充電ケーブルなくなるのは、たいていいちばん必要な一本です
車用のトラッカー車が動かされたときの手がかりになり、端末の電池が切れても駐車位置が分かります
連絡先を書いた紙電池の切れた端末を開くより速いです
小さな救急セットほとんど使いませんが、要るときは本当に要ります

人ではなく車のほうに小さなトラッカーを置いておくと、ほかの準備では埋められない場面が一つ埋まります。慣れない駐車場で車を止めた夜、広いサービスエリアで停めた場所が分からなくなったとき、そして端末の電池が切れているとき。派手な機能ではありませんが、置いておいて困るものでもありません。

サービスエリアでの合流は、端末に頼らない形で

長い移動では、必ず一度は家族が数分だけ別行動になります。売店に寄る人、お手洗いに行く人、空気圧を見る人。連絡手段として端末を思い浮かべますが、その端末はたいてい車の中に置き忘れられているか、ちょうど電池が心もとない状態です。

端末がなくても成り立つ合流の約束

  • 別れる前に、目に見える合流場所を一つ決めてください。「車のあたり」ではなく、入口の前など、指させる場所にします。
  • 戻る時刻を声に出して決めてください。「十五分後にここで」と言えば、それだけで探し回る時間が消えます。
  • 小さなお子さんは、必ず名前を挙げた大人と一緒に動いてください。二分でも単独にはしません。
  • 時間になっても来ない人がいたら、その場で待ちます。手分けして探し始めると、すれ違う時間のほうが長くなります。

考え方は家族の合言葉と同じです。電池が切れていても、電波がなくても、端末が車の中にあっても成り立つ約束を、先に一つ決めておくということです。

遠方や海外へ出るときに変わること

長距離や国外への移動になると、通信の扱いと言葉の二つが加わります。通信については、契約している事業者の海外での扱いを出発前に確かめておくか、通信に頼らずオフライン地図と保存済みの資料で進める前提に切り替えておいてください。通知の仕組みが通信を前提にしているなら、どこで届かなくなりそうかも先に見当をつけておくと安心です。

言葉は、思っている以上に効いてきます。標識を読む、道を尋ねる、整備の方に状況を説明する。Be Closer は 13 の言語に対応しているので、たとえば同行する祖父母の端末だけ表示を変えるといったことができます。運転する人が使いやすい言語に、全員が合わせる必要はありません。

はじめて長い距離を運転するご家族がいる場合は、はじめてのひとり運転で書いた段階の考え方も、あわせて読んでいただけるとちょうどよいかと思います。

ご家族から

Portrait of Daniel Reyes, who writes the privacy and technology guides for Be Closer
Daniel Reyes
Privacy, Trust & How It Works

Daniel covers privacy, consent and the technology under the hood. A dad who reads the settings screens so you don't have to, he believes the best family tech is the kind you can explain to your kid in one sentence, and that nothing should ever be tracked in secret.

Our guides are written by Be Closer's editorial voices and reviewed by the team behind the app. Questions? support@becloser.com

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