Kids & Teens文化祭の夜、友達との外出を見守る親の段取り
Marta Osei 読了目安 8分服より先に、段取りを決めましょう。誰が送り、誰が迎えに行くのか、どこでどの時間に落ち合うのかを先に決めます。スマートフォンは持たせつつ、いつ確認するかを約束し、少なくとも一人は一緒にいる友達を決め、夜が楽しくなくなったときのために、理由を聞かない合言葉を用意しておきます。
娘がはじめて文化祭の後夜祭に友達だけで出かけたのは、十月のある金曜日でした。靴選びには三週間かけたのに、どうやって帰ってくるかについては、車の中で九十秒しか話しませんでした。おかげで私は夜九時四十七分、校門の前をぐるぐる回りながらスマートフォンをダッシュボードに置き、娘は違う門の前で私を待っているという一幕になったのです。
何か悪いことが起きたわけではありません。ただ、週の初めにちょっとした会話をひとつしておくだけで、もっと落ち着いた夜になったはずでした。はじめて友達だけで出かける夜は、本人にとってわくわくする分、少し心細くもあるもので、段取りの部分こそ、親が穏やかに整えてあげられるところです。
これは、文化祭の後夜祭や、はじめてのお出かけのたびに今も使っている段取りです。短く、実用的で、本人が親の視線を気にせず、その夜を楽しめる余白を残すものです。
服より先に、段取りを決める
出かける前の一週間は、わくわくする話でいっぱいになり、退屈な段取りの話は後回しにされがちです。数日前の落ち着いた時間を選び、玄関を出てから帰ってくるまでを一緒に確認しておきましょう。
- 1行きと帰り、誰が送り迎えをするか。 他のご家庭と乗り合わせる場合は、子ども同士ではなく親同士で直接確認します。
- 2実際には何時に終わるのか。 学校からのお知らせを確認しましょう。「だいたい九時」は、あっという間に九時半になります。
- 3迎えの場所は、具体的にどこか。 正門、裏門、あの街灯の下。「外のどこか」は場所ではありません。
- 4予定が変わったらどうするか。 友達の保護者が送ってくれることになった、帰りにみんなでご飯を食べたくなった。どう連絡するかを決めておきます。
- 5何を持っていくか。 スマートフォン、少しの現金、充電が十分な状態、実際に着る上着。
待ち合わせの場所と時間は、お互いに見える形で書いておきましょう。 冷蔵庫のメモや、家族のグループチャットへの一言で十分です。やりすぎに感じるかもしれませんが、お互いの記憶が食い違う夜に、それがどれほど助けになるか分かります。
送り出すときは、短く、明るく、少し離れた場所で
多くの子どもは、特に小学校高学年くらいから、車から降りるところを見られるより、最後の数十メートルを自分の足で歩きたいと思うものです。それは自然なことで、親への反発ではありません。少し手前に降ろす場所を決めて、友達と一緒に到着できるようにしてあげましょう。
- 「忘れ物はない」の確認は、校門ではなく家で済ませておきます。
- 別れの言葉は短く。親指を立てるだけでも十分です。
- 本人が幼い場合や、辺りが暗い場合は、少し離れた場所から、扉を通るのを見届けます。
- グループで到着する場合は、誰が無事に着いたと連絡してくれるかを決めておきます。
一番よい送り出しとは、本人がほとんど覚えていないものです。一番よい迎えとは、約束した場所でちゃんと起きるものです。
夜の間のスマートフォン
学校によっては、会場でスマートフォンを預ける、またはバッグにしまっておくよう求められる場合があるので、当日前に確認しておく価値があります。持ち込みが認められている場合、私は持たせる派です。一晩中メッセージを送るためではなく、何かあったときに連絡が取れるようにするためです。
我が家の約束はこうです。こちらから何か変更がない限り、こちらからは連絡しません。あなたは、だいたい中盤と、終わる頃の二回、スマートフォンを確認してください。 これなら、本人には自由があり、こちらには、メッセージが読まれるはずの決まった時間があります。
出かける前に確認すること
- スマートフォンは満充電に。モバイルバッテリーがあれば、小さなバッグに入れておきます。
- こちらの番号を登録、できれば暗記しておきましょう。子どもに覚えてほしい電話番号と住所が参考になります。
- スマートフォンの電池が切れた場合の対処も決めておきます。子どものスマートフォンが電池切れになったときに、簡単な代替案をまとめています。
- 家族ですでに合意して使っているなら、位置情報の共有をオンにしておきます。
Be Closerを使っているご家庭なら、会場と帰宅時の到着通知があれば、一歩ごとにメッセージを求めなくても、無事に着いたこと、無事に帰ったことが分かります。ただし、それはスマートフォンがあってこその話です。電池切れやロッカーに置き忘れがあれば通知は届きません。だからこそ、約束した待ち合わせ場所は、どんなアプリよりも大切なのです。
友達との約束
一人で出かけるより、友達と一緒のほうが安心です。少なくとも一人の友達と、一緒に到着して一緒に帰る、あるいは誰かが先に帰る前にお互い声をかけ合う、という約束をしてもらいましょう。危険だからという話ではありません。誰かひとりだけが、取り残されてみんながどこに行ったか分からないまま扉の前に立つ、ということがないようにするためです。
- 誰と一緒かを把握しておく。 一緒に行く友達が誰かを知り、できればその保護者の連絡先も控えておきます。
- 会場内での集合場所を決めておく。 決まったテーブルや下駄箱の前など、はぐれたときのための場所です。
- 一人で帰らない。 早く帰りたくなったら、友達に伝え、こちらにも伝えてもらいます。
夜がうまくいかなくなったときの、理由を聞かない合言葉
文化祭の夜がすばらしいものになることもあれば、友達関係がぎくしゃくしたり、誰かに嫌なことを言われたり、気分が悪くなったり、音楽がうるさすぎたりすることもあります。そんなとき、友達の前で格好をつけずに済む抜け出し方が必要です。
我が家の方法は、決まった一言を私に送るというものです。届いたら私は電話をかけ直し、周りに聞こえるくらいの声で「家に戻ってきてほしい」と伝えます。本人はため息をついて、私のせいにすればよいのです。私はその子を車に乗せます。帰りの車の中では、本人が話したがらない限り、何も聞きません。 まだ決めていないなら、家族の合言葉に作り方をまとめています。
理由を聞かない約束
- 合言葉はいつでも送ってよく、送ればこちらはすぐに迎えに行きます。
- 車の中で理由を聞くことはしません。
- 話すのは明日でもよいし、話さなくてもかまいません。
- 合言葉を使ったことで叱られることはありません。
最後の一文こそが、一番大切なところです。叱られることを恐れる子どもは、気まずい状況にいても連絡をためらいます。この約束を信じている子どもは、実際に使ってくれます。使えるということ自体が目的なのです。
大切な家族との距離を、少しだけ縮めましょう。
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お金、食事、ちょっとした実務
文化祭の夜は、わくわくするあまり忘れがちな、小さな実務の上に成り立っています。少しの現金があれば、飲み物やおやつ、友達とのタクシー代の足しになります。出かける前にきちんと食事をとっておけば、夜八時頃に気分の高ぶりと炭酸飲料だけでもたせることもありません。写真のために選んだ靴が合わない場合に備えて、履き替え用の靴をバッグに入れておくのも助けになります。
- 少しの現金は、スマートフォンケースではなくポケットに。 スマートフォンをなくしても手元に残ります。
- 出かける前にきちんとした食事を。 会場に軽食はあっても、食事はないことが多いものです。
- 履き替え用の靴や絆創膏を。 新しい靴の場合は特に用意しておきましょう。
- 車までの道のりのための上着を。 会場では椅子にかけたままでも構いません。
これらはどれも説教する必要はありません。遠足の前と同じように、玄関先でさっと確認するだけで十分です。
当日の前に、少しだけ話しておくこと
段取り以外にも、その夜がどんな気持ちになりそうか、少し話しておくと助けになります。はじめての夜は、すばらしく、気まずく、うるさく、感情的にもなるもので、同じ一時間の中にそのすべてが詰まっていることもあります。それが普通だと知っている子どもは、映画のような夜を期待している子どもより、うまく乗り越えられます。
- しばらく端のほうに立っていても、まったく問題ありません。
- 踊らない人もたくさんいて、おしゃべりをして過ごす人もたくさんいます。
- こうした場では、友達のグループが少し変わることもありますが、それは大したことではありません。
- 居心地の悪い思いをしたら、その場を離れて、先生か友達のところに行ってよいのです。
軽く、短く伝えて、話の主導権は本人に任せましょう。たいてい、食卓を整えながら、あるいは買い物に向かう車の中など、何かのついでに話すくらいが、ちょうどよい形になります。
保護者として手伝う場合
学校によっては、保護者に見守りの手伝いを依頼することがあります。引き受けるのは立派なことですが、まずは本人に確認しましょう。喜ぶ子もいれば、できれば来てほしくないと思う子もいます。手伝う場合は、任された役割に徹し、自分の子どものグループからは距離を置き、踊っている姿を写真に撮りたい気持ちはこらえましょう。曲目のことより、距離を保ってくれたことのほうを、ずっと長く覚えてくれるものです。
迎えは、時間通りに、約束した場所で
迎えの場面は、段取りが崩れやすいところです。みんなが一斉に帰ろうとし、駐車場は混み合い、想像していた門と実際に開く門が違うこともあります。十分前には到着し、混雑から少し離れた場所に停め、約束した場所で待ちましょう。
- 1到着したら、「着いたよ、正門のところ」とメッセージを送ります。
- 2その場から動かないこと。探し回ると、かえってすれ違ってしまいます。
- 3終了予定時刻から十五分経っても出てこなければ、一度メッセージを送り、それから友達の保護者に電話します。
- 4それでも連絡がつかない場合に限り、校門まで行って職員の方に声をかけます。
車の中で根掘り葉掘り聞きたくなる気持ちはこらえましょう。「楽しかった」と聞いて、あとは静かにしているほうが、二十の質問より多くを引き出せることがあります。多くの子どもは、二十分後に台所でおやつをつまみながら、夜の出来事をすっかり話してくれるものです。
成長とともに変わっていくこと
はじめての夜の段取りは、かなり手をかけるものになります。三回目、四回目になる頃には、少しずつ本人に任せる部分が増えていくでしょう。乗り合わせを自分で手配し、待ち合わせ場所を自分で決め、こちらに相談するのではなく、自分から計画を伝えてくれるようになります。それこそが、本来向かうべき方向です。この仕組みは、友達とはじめてのライブのような、もっと大きなお出かけにも同じように役立ちます。
合言葉と、理由を聞かない約束だけは、本人が許してくれる限り、ずっと大切にしましょう。どんな服よりも長く、役に立ち続けるものです。
ご家族から

Marta writes our Kids & Teens guides. Mother of two, professional over-preparer, firm believer that independence is a skill you practice, together first, then alone. She has road-tested every checklist in her own hallway at 7:40am.
Our guides are written by Be Closer's editorial voices and reviewed by the team behind the app. Questions? support@becloser.com



