Kids & Teens子どもに覚えてほしい電話番号と住所、本当に必要な四つのこと
Marta Osei 読了目安 9分覚えてもらうのは四つで十分です。保護者一人の携帯番号、もう一人の大人の番号、自宅の住所、そして困ったときに頼る場所です。暗記は机の勉強ではなく、歩きながらや食卓でのリズムで身につけます。確認はクイズではなく、ごく自然な会話の中で行います。さらに、ランドセルの内ポケットに紙の連絡カードを入れておきます。位置情報の見守りは、こうした備えの上に重ねるもので、代わりになるものではありません。
娘が一年生になって一人で歩いて登校するようになった春、ある雨の午後に、私はふと気づきました。娘は私の携帯番号を知らないのです。番号はいつもキッズ携帯の中にあり、ボタン一つで私につながります。それ自体は便利です。けれども、その携帯が水たまりに落ちたら、娘の頭の中には何も残っていません。
その晩から、我が家では少しずつ練習を始めました。大げさな訓練ではありません。覚える量を絞り、声に出すリズムを決め、紙のカードを一枚ランドセルに入れただけです。この記事では、そのとき私が整理したことを、同じように子どもを見守っている方に向けてまとめます。
本当に覚えておく価値がある四つのこと
覚えてほしいことを並べ始めると、祖父母の番号、学校の番号、塾の番号と、すぐに増えていきます。けれども、子どもが困ったときに実際に使えるのは、短く確かな情報だけです。量よりも、確実に言えることを優先します。
- 保護者一人の携帯番号。 一番つながりやすい大人の番号を一つだけ、完全に言えるようにします。
- もう一人の大人の番号。 もう一人の保護者、祖父母、近所の親しい方など、一人目がつながらないときの二番目です。
- 自宅の住所。 市区町村から番地まで、マンションなら建物名と部屋番号まで言えるようにします。
- 困ったときに頼る場所。 駅員さん、交番、コンビニの店員さん、「こども110番の家」のステッカーがあるお店など、通学路にある具体的な場所です。
四つ目は番号ではありませんが、実はいちばん役に立つ知識です。電話番号を覚えていても、電話をかける手段がなければ使えません。駅の改札で駅員さんに声をかけられる子は、そこから大人の助けを借りて家族にたどり着けます。
自宅の固定電話を置いていないご家庭も増えています。その場合は無理に固定電話の番号を覚えさせる必要はありません。実際に鳴る番号だけを覚えてもらうほうが、ずっと意味があります。
教え方は復習ではなく、リズムで
十一桁の携帯番号は、子どもにとって長い数字の列です。一度に覚えようとすると、試験勉強のようになってしまいます。我が家で効果があったのは、番号を三つのかたまりに区切って、決まった調子で口ずさむ方法でした。
- かたまりで区切る。 「ゼロキューゼロ、いちにさんよん、ごろくななはち」のように、書くときのハイフンの位置で区切って声に出します。
- 決まった場面で言う。 朝、玄関で靴を履くときや、お風呂で湯船につかっているときなど、毎日同じ場面で一回だけ言います。
- 住所は道順とつなげる。 通学路を一緒に歩きながら、「ここは何丁目かな」と話すと、住所が地図と結びつきます。
- 一週間に一つずつ。 一週目は保護者の番号、二週目は住所というように、新しいことは週に一つだけ足します。
歌にしてしまうご家庭もあります。好きな童謡の節に番号を乗せると、驚くほど早く覚えます。大切なのは、子どもが楽しいと感じる形にすることです。嫌な記憶と結びついた数字は、いざというときに出てきません。
学年が上がって塾や習い事に一人で通うようになったら、そのタイミングで二番目の大人の番号を加えるとよいでしょう。行動範囲が広がる節目は、覚えることを見直すのにちょうどよい時期です。
試験にせずに確かめる
覚えたかどうかは、ときどき確かめる必要があります。けれども「はい、ママの番号を言ってみて」と正面から聞くと、子どもは緊張し、間違えることを怖がるようになります。確認はできるだけ自然な場面に紛れ込ませます。
- 頼みごとにする。 「おばあちゃんに電話したいから、パパの番号を読み上げてくれる」と、実際に役に立つ場面で使ってもらいます。
- ごっこ遊びにする。 駅員さん役を大人がして、「お名前とおうちの住所を教えてください」と聞いてみます。
- 間違いは笑って直す。 間違えたら一緒に言い直し、それ以上は何も言いません。
一度、公衆電話の使い方も一緒に確かめておくと安心です。駅や公共施設にはまだ公衆電話が残っていますが、子どもは硬貨やテレホンカードの入れ方を知らないことが多いものです。実際に一回かけてみると、番号を覚える意味が子どもにも伝わります。
大切な家族との距離を、少しだけ縮めましょう。
無料でダウンロードできます。1分ほどでサークルの設定が完了します。マップを見られるのは、あなたが招待した人だけです。
ランドセルに入れる紙のカードと、書く内容
記憶は緊張すると抜けることがあります。大人でもそうです。だからこそ、頭の中の備えを紙のカードで補います。カードはランドセルの内ポケットやパスケースの裏など、子どもが自分で取り出せて、外からは見えない場所に入れます。
- 保護者二人分の携帯番号。 名前ではなく「おかあさん」「おばあちゃん」など、子どもが呼ぶ言葉で書きます。
- 子どもの名前。 外から見える場所には書かず、カードの中だけに書きます。
- アレルギーや持病など、大人に伝えてほしいこと。 必要なご家庭だけで構いません。
- 一言のお願い。 「この子が困っていたら、上の番号に連絡をお願いします」と添えておくと、受け取った大人が迷いません。
住所を書くかどうかは、ご家庭の考え方で決めてください。外から見えない場所にあれば書いてもよいという考え方もありますし、番号だけで十分という考え方もあります。どちらにしても、名札のように外から見える場所に個人情報を出さないことが、見守りの基本です。
カードは年に一度、新学期の前に見直します。番号が変わったり、頼る大人が変わったりしていないかを確かめ、子どもと一緒に書き直すと、それ自体がよい練習になります。
位置情報の見守りは、備えの上に重ねるもの
見守りアプリや GPS 端末があれば、覚えなくてもよいのではと考える方もいるかもしれません。私も最初はそう思っていました。けれども、端末は電池が切れることも、ランドセルごと置き忘れることもあります。見守りは子どもの記憶とカードの上に重ねる層で、代わりにはなりません。
我が家では、娘が一人で登下校を始めたときに家族で位置情報を共有するようにしました。学校に着いたことや、塾を出たことが地図で分かると、何度も連絡しなくてすみます。Be Closer は無料でダウンロードでき、13の言語に対応し、App Store と Google Play を合わせて15万件を超える評価で4.4をいただいています。ただ、それが安心の中心ではありません。中心にあるのは、端末がなくても自分で助けを求められる子どもの力です。
スマホの設定や使い始めについては、初めてのスマホのガイドも参考にしてください。一人での通学を始める準備は、一人で登校するためのガイドにまとめています。家族だけの合言葉を決めておく方法は、家族の合言葉のガイドで紹介しています。
ご家族から

Marta writes our Kids & Teens guides. Mother of two, professional over-preparer, firm believer that independence is a skill you practice, together first, then alone. She has road-tested every checklist in her own hallway at 7:40am.
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