Be Closer
すべてのガイド玄関で親がひざをつき、包装されたプレゼントを持つ小さな子どもを手伝っている。そばに風船と小さな紙袋があるKids & Teens

お誕生日会、親は残るか預けるか。見守りながら手を離す目安

Portrait of Marta Osei, who writes the Kids & Teens guides for Be CloserMarta Osei 読了目安 9分

子どもだけで参加させ始めるのは五歳から七歳ごろが多いですが、年齢よりも、大人に助けを求められるか、一人でトイレに行けるか、予定の変更に対応できるかが大切です。帰る前に主催の保護者へ連絡先、アレルギーの情報、お迎えの時間を伝え、子どもには誰がいつ迎えに来るかをはっきり伝えます。どちらかが不安なら一回目は残り、次は少し早めに帰りましょう。

初めての「子どもだけ」のお誕生日会の招待状は、娘の連絡袋に小さく折りたたまれて入っていました。最後に丁寧な字で「お迎えは17時にお願いします」とあります。玄関でその一文を何度か読み返しました。娘は五歳半。送り迎えのときに会釈をする程度の方のお宅に、娘を一人で預けたことはまだありませんでした。

結局、私は残りました。リビングの隅でお茶をいただきながら一時間半、娘が私をまったく必要としていない様子を眺め、少し気恥ずかしく、少しほっとして帰りました。次の会では二十分で失礼し、三回目には玄関での引き継ぎが一分ほどで終わり、そのまま買い物に行けるようになりました。

残る、少し離れて見守る、そして預ける。この流れがすべてです。決まった年齢も正解もなく、招待状の都合ではなく子どもの歩幅で一段ずつ上る階段があるだけです。ここでは、あのとき玄関で知りたかったことをまとめます。いつ残るか、主催の方に何を伝えるか、子どもと事前に何を話すか、そして誰も迷わないお迎えの段取りです。

年齢の目安は、あくまで目安です

ここでの年齢は目安であって、決まりではありません。同じ年齢でも段階は違いますし、同じ子でも、にぎやかで初めての場所では一段戻ることがあります。ろうそくの数ではなく、目の前の子どもを見ることが大切です。

  1. 1四歳未満:親も一緒にいます。 この年齢の会はもともと保護者同伴が前提のことが多く、主催の方が小さな子を何人も一人で見ることは想定されていません。
  2. 2四歳から五歳:一緒にいて、少し離れます。 子どもの後ろをついて回るのではなく、ほかの保護者と座って見守ります。これは練習で、練習しているのは主に親の方です。
  3. 3五歳から七歳:初めて預けてみる時期です。 最初の十五分ほど一緒にいてから、きちんとあいさつをして帰ります。こっそり抜け出すより、そのほうが子どもは安心します。
  4. 4七歳から九歳:預けるのが普通になります。 玄関で引き継ぎ、お迎えの時間を確認して帰ります。慣れた道なら、友達の家まで一人で歩いて行く子も増えてきます。
  5. 5九歳以上:親は送迎係です。 心配の中心は迷子から、会のあとに予定外の場所へ寄ることへ移ります。これは見守りよりも、話し合いで扱うことです。

数字よりも、準備ができているかどうかのほうが大切です。よく知らない大人に、きちんと言葉で伝えられるでしょうか。慣れない家でも一人でトイレに行けるでしょうか。ゲームで負けたり、予定が変わったりしても、少しのあいだ気持ちを立て直せるでしょうか。

こんな様子が見えたら、預けてみる時期です

  • 決まった大人に助けを求められる。 気づいてもらうのを黙って待たない。
  • 誰と来たか、いつ迎えが来るかを言える。
  • 初めての家でも一人でトイレに行ける。
  • 小さながっかりを二分ほど乗り越えられる。 親がいなくても大丈夫。
  • 帰ってから何があったか話せる。 それが次の招待を受けるかどうかの手がかりになります。

一人で過ごす時間全体について考えているなら、同じ考え方を子どもが一人で公園に行けるのはいつからかでも紹介しています。お誕生日会は、顔見知りの大人がずっとそばにいる分、最初の一歩としては穏やかなものです。

玄関での三十秒の引き継ぎ

ここは多くの親が省いてしまいがちなところです。玄関は靴を脱ぐ子どもたちでいっぱいで、あいさつもそこそこになりがちです。それでも、子どもが部屋の奥へ行ってしまう前に済ませておきましょう。

  • 携帯電話の番号。 口で伝え、その場で相手の携帯に登録してもらいます。メモ用紙はケーキの下に消えがちです。
  • アレルギーや体のこと。 言葉をぼかさず、何が起きるのか、薬はどこにあるのかをはっきり伝えます。
  • 知っておいてもらうと助かること。 大きな音が苦手、ソースのかかったものは食べない、などです。
  • お迎えの時間。 何となくではなく、はっきり決めます。自分以外が迎えに来るなら、その人のことも伝えます。
  • 残るかどうか。 食事や見守りの人数に関わるので、主催の方に伝えておきます。

アレルギーがある場合は、玄関での会話だけに頼らないでください。前日に短いメッセージを送り、文字で残しておくと安心です。前日のひと言は、玄関での十回の説明よりも確かです。

アレルギーについてはっきり伝えて、嫌がられることはまずありません。困るのは、あいまいなまま任せてしまうことです。

そして、ひと言申し出ておきましょう。お誕生日会の準備は見た目以上に大変です。「片付け、手伝いますね」と言える方は、また自然と声がかかります。

初めて預ける前に、子どもと話しておくこと

向かう道の途中で長い説明をしても、あまり頭に入りません。前の晩、寝る前の四分ほどで話しておくのがおすすめです。

  1. 1誰に頼ればいいか。 主催の方のお名前を伝えます。娘には「〇〇ちゃんのお母さん」ではなく名前が必要でした。会場にお母さんが何人もいて、誰に頼っていいのか分からなかったからです。
  2. 2親はどこにいるか。 近くにいて、決まった時間に、入ってきたのと同じ玄関に迎えに来ることを伝えます。
  3. 3困ったらどうするか。 お誕生日の子のおうちの人のところへ行き、言葉で伝えます。我慢しないで伝える、と約束します。
  4. 4行かない場所。 一人で外に出ない、車に乗らない、友達の家へ移動しない。みんなが盛り上がっていても同じです。
  5. 5終わったあとの段取り。 上着、お土産、靴をそろえて、迎えの人が見えるまで家の中で待ちます。

一つだけ残すなら、最後の約束です。子どもが違う大人と帰ってしまうのは、誰かが不注意だからではなく、皆が忙しく、玄関が開いていて、上着を配っている最中だからです。迎えの人が見えるまで中で待つ。 この一文は、飽きるほど繰り返して構いません。

親の電話番号を覚えていることも、大きな助けになります。通学の行き帰りに少しずつ練習すれば十分で、内容は子どもに覚えてほしい電話番号と住所で詳しく紹介しています。

自宅の会とお店の会では、気をつける点が違います

日本のお誕生日会は、自宅で少人数、あるいはファミリーレストランやカラオケの一室を借りて開くことが多いものです。場所によって見るべき点が変わります。

  • 自宅での会は落ち着いていて、子どもを知っている大人が見てくれます。一方で、玄関はふつうのドアで、マンションなら共用廊下やエレベーター、戸建てなら家の前の道路にすぐ出られます。
  • ファミリーレストランや室内の遊び場は、ほかのお客さんも多く、お店の方はどの子がどの家の子か分かりません。トイレの場所や、お迎えのときにどこで待つかを確認しておくと安心です。
  • 公園など屋外での会は、境界が壁ではなく約束なので、一番しっかり確認しておきたいところです。

よく知らないご家庭での会なら、はじめて行くお友達の家と同じ確認が役に立ちます。ほかに見てくれる大人はいるか、ペットはいるか、ベランダは施錠されているか。軽く、でもきちんと尋ねましょう。

大切な家族との距離を、少しだけ縮めましょう。

無料でダウンロードできます。1分ほどでサークルの設定が完了します。マップを見られるのは、あなたが招待した人だけです。

つまずきやすいのは、お迎えのときです

預けるときに困ることはほとんどありません。混乱するのは終わり際、何人もの保護者が一度に来て、お土産を配り、誰かの靴が見当たらないときです。

お迎えを、いつも同じ段取りに

  • 時間をはっきり決める。 「五時ごろ」ではなく「五時」。
  • 迎えに来る人を伝える。 主催の方にも子どもにも。できれば送った人と同じ人が迎えに行きます。
  • 五分早めに着くつもりで。 子どもの記憶に残るのは遅れたことです。
  • 遅れるときは主催の方に連絡する。 子どもにだけ伝えるのでは足りません。
  • 家族の合言葉を決めておく。 ほかの大人が迎えに行くことになっても、確かめられるようにします。

最後の合言葉は、一度決めれば何年も使えます。詳しい決め方は家族の合言葉にまとめています。一度の話し合いで、心配ごとがひとつ減ります。

家族のアプリが静かに役立つところと、その限界

お誕生日会は、見知った場所で大人が見守る行事です。ここで紹介することは、子どもを監視するためのものではありません。初めて預ける親の緊張を少しやわらげるための、見守りの道具です。

  • 到着の通知があれば、お迎えの時間に着いたことが分かり、主催の方を待たせずに済みます。
  • 家庭の大人同士で共有した地図があれば、誰が迎えに行くかを電話せずに確かめられます。
  • 予定を一か所にまとめておけば、迎えに行く祖父母も、今日は自分の番だと分かります。

限界についても正直にお伝えします。位置情報は条件が良ければ最大95%の精度ですが、壁の厚い室内やマンションの奥の部屋では精度が下がります。子どもの気持ちまでは分かりませんし、主催の方との会話の代わりにもなりません。Be Closerは無料でダウンロードでき、App StoreとGoogle Playで15万件以上の評価、評価は4.4です。それでも、見てくださる大人のお名前を知っていることに代わるものはありません。

そして、本人の同意を前提にしましょう。スマートフォンを持って会に行ける年齢なら、何が誰と共有されているのかを知り、親と同じ地図を見られるようにしておくべきです。子どもに説明できないことは、子どものスマートフォンに入れないようにしましょう。

誰も教えてくれない、親の気持ちのこと

初めて子どもを預けて帰る道は、とても静かです。十一分ほどで、何かと理由をつけてスマートフォンを見てしまうかもしれません。それは自然なことで、四回目のころには、思いがけない自由な時間を素直にありがたく感じるようになります。

私にとって助けになったのは、きちんと帰ることでした。玄関でしっかりあいさつをし、「五時に迎えに来るね」とはっきり伝えて、その場を離れる。部屋の隅に残っていると、親も迷っていることが子どもに伝わってしまいます。子どもは言葉より先に、ためらいを読み取ります。

帰り道には、答えやすい質問をしてみてください。「楽しかった」では「うん」で終わりがちです。誰の隣に座ったか、何を食べたか、一番よかったのは何か、そして、お母さんやお父さんがいてほしいと思った時間はあったか。最後の答えが、次の招待を考える手がかりになります。

ご家族から

Portrait of Marta Osei, who writes the Kids & Teens guides for Be Closer
Marta Osei
Kids & Teens

Marta writes our Kids & Teens guides. Mother of two, professional over-preparer, firm believer that independence is a skill you practice, together first, then alone. She has road-tested every checklist in her own hallway at 7:40am.

Our guides are written by Be Closer's editorial voices and reviewed by the team behind the app. Questions? support@becloser.com

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