Kids & Teens子どもがスマートフォンを忘れて登校した日の、落ち着いた過ごし方
Marta Osei 読了目安 8分スマートフォンを忘れることは、たいていの場合、緊急事態ではなく、ちょっとした不便にすぎません。今日の予定が本当にそれを必要としているかをまず見極め、必要であれば家族のいつもの約束事に頼り、学校への連絡は本当に予定が変わるときだけにします。家での習慣は、説教ではなく、置き場所とチェックリストで整えましょう。
朝八時十五分、洗面所の窓辺で、忘れ物の体操着についてのグループチャットの通知とともに鳴っているスマートフォンを見つけました。息子はもう駅に向かっているはずです。最初の反応は、鍵をつかんで追いかけることでした。少し落ち着いた二番目の反応は、お湯を沸かして考えることでした。
スマートフォンを忘れることが大ごとに感じられるのは、私たちがその上に、迎えの段取りや連絡、放課後の予定をそっと積み重ねてきたからです。ですが、子どもたちは長い間、スマートフォンなしでも十分にやってきましたし、一日スマートフォンなしで過ごすことは、家族の段取りがそれなしでも成り立つかどうかの、よい確認にもなります。
これは、スマートフォンの電池が切れたときの話とは少し違います。そちらは[子どものスマートフォンが電池切れになったとき](/ja/guides/kodomo-no-sumaho-ga-denchigire-ni-natta-toki)でまとめています。今回はスマートフォン自体は家のカウンターの上で無事です。問題は、それなしで一日をどう過ごすか、そしてどうすれば忘れる回数を減らせるか、ということです。
まず、今日は本当にスマートフォンが必要かを見極める
誰かが町中を車で走り回る前に、今日の予定を一度確認しましょう。たいていの場合、正直なところ、何も重要なことはスマートフォンに左右されていないものです。
- 1今日、いつもの予定に変更はあるか。 違う迎えの場所、塾、友達の家などです。
- 2こちらに連絡してほしいことはあるか。 「部活が終わったらメッセージして」が一番多いパターンです。
- 3学校自体でスマートフォンが必要か。 アプリで宿題や定期券を管理している学校もあれば、授業中は一切使えない学校も多くあります。
- 4誰かが連絡を取ろうとしていないか。 祖父母が迎えに来る予定や、乗り合わせの約束など。
四つすべての答えがいいえなら、スマートフォンはそのまま置いておきましょう。 子どもは問題なく過ごせますし、一日がどれほどスマートフォンに頼らずに成り立つか、よい発見にもなります。
家族のいつもの約束事に頼る
どのご家庭も、スマートフォンがなくても成り立つ基本の約束事があると助かります。何か変わったときに落ち合う場所、頼れる大人、こちらが到着する時間。我が家では、それぞれのかばんの中にあるカードに書いてあります。スマートフォンのない日には、それがそのまま今日の計画になります。
スマートフォンがない日の、我が家の基本の約束事
- 迎えはいつもの場所、いつもの時間。今日も変更はなし。
- こちらが遅れる場合は、駅の改札前ではなく、学校の受付か塾の受付で待つ。
- 予定が変わったときは、学校の事務室か、決まった友達の保護者を通して伝える。
- 家の電話番号とこちらの携帯番号は暗記しておき、カードにも書いておく。
まだ番号を暗記していないなら、スマートフォンを忘れた日こそ、ちょうどよいきっかけになります。子どもに覚えてほしい電話番号と住所に、やさしく練習する方法をまとめています。
学校への連絡の仕方
学校の事務室は忙しい場所で、忘れたスマートフォンやお弁当、体操着を届けに来る保護者がひっきりなしに訪れます。いくつかの心遣いが、大きな助けになります。
- 本当に予定が変わるときだけ電話する。 違う迎えの時間や、通院の予定など。スマートフォンを忘れただけでは、電話する理由にはなりません。
- 伝える内容は短く具体的に。 名前、学年、変更の内容、迎えに来る人。
- 学校の忘れ物の受け渡しについての方針を確認しておく。 学校によっては、授業中にスマートフォンを本人に渡すことを避けている場合があります。
- 安心したいからという理由だけで、本人を呼び出してもらうことは避ける。 それは、本当に大切な場面のためにとっておきましょう。
事務室は予定の変更のためにあります。気持ちの変化のためではありません。私自身も、そうでした。
スマートフォンが家にあるとき、見守りの地図はどう動くか
ここで、多くのご家庭が戸惑います。位置情報を共有するアプリは、お子さん本人ではなく、スマートフォンがある場所を示しているにすぎません。スマートフォンが台所のカウンターの上にあれば、地図は一日中、涼しい顔で「自宅」を示し続けます。実際には、お子さんは教室で数学の授業を受けているのです。
Be Closerも同じ仕組みです。良好な条件下では最大95%の精度がありますが、それはあくまでアプリが動いている端末についての話です。スマートフォンを忘れた日は、到着通知も届かず、地図上の点も動きません。地図の様子がおかしいと思ったら、心配する前に、まず台所のカウンターを確認しましょう。
- スマートフォンが家にあることを家族みんなで共有しておけば、動かない地図の点を見て誰も慌てずに済みます。
- よく忘れてしまうお子さんには、ポケットではなくかばんにつける見守りタグなど、ご家庭に合った小さな備えを検討するのもよいでしょう。本人が納得していることが前提です。
- どんな見守りの道具も、約束事そのものの代わりにはなりません。かばんについたタグは、かばんの場所を教えてくれるだけです。
叱るのではなく、習慣として教える
以前の私は、忘れ物をされるたびにため息をつき、説教をしていました。うまくいきませんでした。忘れることは性格の欠点ではなく、仕組みが足りないだけのことで、子どもは罪悪感よりも、仕組みのほうからずっとよく学びます。
- 1玄関先に定位置を作る。 スマートフォンと鍵、かばんが夜の間ずっと置かれている場所です。
- 2充電は寝室ではなく、その定位置で。 朝、すでにあるべき場所にある状態になります。
- 3出かける前の合言葉を作る。 我が家は「スマホ、鍵、お弁当、よし」です。ばかばかしいくらいがちょうどよく、だからこそ効きます。
- 4自然の結果に、ある程度任せる。 スマートフォンなしの一日そのものが、やさしい教訓になります。
- 5うまくできた日に気づいてあげる。 「今週は全部忘れずに持っていけたね」は、どんな説教よりも効果があります。
夜に話すときの声のトーンは、穏やかに保ちましょう。「なくて不便だった」と聞けば振り返るきっかけになりますが、「何度言ったら分かるの」では、扉を乱暴に閉められるだけです。
大切な家族との距離を、少しだけ縮めましょう。
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小学校低学年の子どもにとっての、スマートフォンのない一日
スマートフォンを持ち始めたばかりの小さな子どもにとって、忘れることはもっと大きな不安に感じられることがあります。連絡が取れないこと、予定が変わったときにどうすればいいか分からないことを心配するかもしれません。家族の約束事は、スマートフォンがあってもなくても機能する、ということを、できれば前もって、あるいは迎えのときに安心させてあげましょう。
- 普段の日に、基本の約束事を一緒に練習しておく。
- 学校でどの先生のところに行けばよいかを、きちんと把握しておく。
- こちらの番号を書いたカードを、かばんに入れておく。
- スマートフォンを忘れることは、一人で解決しなければいけない問題ではないと伝えておく。
スマートフォンのない最初の日に、親が落ち着いた様子を見せることは、どんなルールよりも多くを教えます。こちらが大したことではないという態度でいれば、本人もそう感じるものです。
中高生にとってのスマートフォン忘れ
中高生になると、話は少し変わってきます。スマートフォンを忘れることは、メッセージを見逃し、予定を見逃し、グループチャットから一日切り離されるという、社会的な大事件のように感じられるかもしれません。毎回助けに行きたい気持ちを抑えましょう。一日くらいなくても害にはならず、むしろ驚くほど本人のためになることもあります。
大切なのは、必要なときにこちらと連絡が取れる手段が残っていることです。こちらの電話番号を暗記していること、そして友達や先生に頼んでスマートフォンを借りて連絡することに抵抗がないことを確認しておきましょう。アルバイトや、遠くまで出かける予定のある年頃の子どもには、スマートフォンなしでどうするかを話し合っておくとよいでしょう。例えば人のいる場所に行く、借りたスマートフォンから電話する、朝に伝えた予定どおりに行動する、といったことです。
迎えに来たとき、何と声をかけるか
車に乗り込んだ瞬間、あるいは玄関を入ってきた瞬間の雰囲気が、次に同じことが起きたときの本人の対応を左右します。私自身は、できるだけ単純に伝えるようにしています。
- 1何も言わずに手渡す。 「窓のところにあったよ」で十分です。
- 2どう過ごしたかを聞く。 なしでどう乗り切ったかではなく。
- 3繰り返すようなら、あとで一緒に考える。 「何があれば忘れずに済みそう」と聞いてみます。
- 4解決策は本人に選ばせる。 自分で選んだ仕組みのほうが、ずっと長続きします。
息子の一番よいアイデアの一つは、そうした後からの会話で生まれました。玄関の内側に、小さなメモを貼るというものです。今も少しめくれかけたまま貼ってあり、今でも役に立っています。
何度も続くときは
スマートフォンを週に何度も忘れるようであれば、本人ではなく、朝全体の流れを見直してみましょう。慌ただしい朝は忘れ物を生みます。かばんの準備を前の晩に移す、十分早く起きる、かばんの中身を減らす、といったことのほうが、どんな声かけよりも効果があることが多いものです。朝七時四十分の仕組みにさらに詳しい工夫をまとめています。
そもそも、学校にスマートフォンを持っていきたいと本人が思っているかどうかも、やさしく聞いてみる価値があります。日中はスマートフォンがないほうが気楽だと感じている子どももいて、それは解決すべき問題というより、話し合う価値のある話題です。
静かな利点
息子がはじめてスマートフォンを忘れた日、私は一日中少し心配していました。五回目には、基本の約束事がスマートフォンなしでも完璧に機能することに気づきました。いつもの時間に学校を出て、いつもの場所まで歩いて、手を振ってくれました。よい家族の約束事は、スマートフォンがなくても機能するものです。スマートフォンは、それを少し楽にしてくれるだけです。
ご家族から

Marta writes our Kids & Teens guides. Mother of two, professional over-preparer, firm believer that independence is a skill you practice, together first, then alone. She has road-tested every checklist in her own hallway at 7:40am.
Our guides are written by Be Closer's editorial voices and reviewed by the team behind the app. Questions? support@becloser.com



