Be Closer
すべてのガイド反射ベストを着た二人の大人と一緒に、住宅街の歩道を歩いて登校する小学生のグループKids & Teens

集団登校グループのつくり方と続け方

Portrait of Marta Osei, who writes the Kids & Teens guides for Be CloserMarta Osei 読了目安 8分

集団登校のグループは、固定の経路、固定の集合場所、そして交代で付き添う大人の当番表でできています。三家庭か四家庭の小さな規模で始め、経路と集合時刻と天候のルールを文字で残し、到着の合図をひとつに決めてください。うまくいかなくなる原因は歩くことではなく、当番の決め方が曖昧なことです。

わが家の登校グループは、同じ通りに住む二人の母親が、毎朝同じ時刻に四百メートルを車で、しかもすれ違いながら送っていたことから始まりました。誕生日会でその話をして笑い、そのあとで一人が当たり前のことを口に出しました。どうして二人とも同じことをしているのでしょう。

三年後、経路には十一人の子どもがいて、当番表には四人の大人が入っています。私は週に五日ではなく、週に一日だけ付き添います。娘は眠そうな顔ではなく、目の覚めた状態で学校に着きます。当番でない朝は、八時半には机に向かえています。

立ち上げ自体は難しくありません。最初にきちんと決めておくべき事柄がいくつかあるだけです。続かなくなるグループは、たいてい道のりではなく段取りでつまずきます。あのとき誰かに渡してほしかった手順を、ここにまとめます。

集団登校のグループとは何か

考え方は単純です。子どもたちが決まった経路をいっしょに歩き、決まった地点で合流しながら、交代で付き添う一人か二人の大人とともに学校へ向かいます。経路には集合場所時刻があります。この形にしておくと、遅れは一つの家庭だけの問題ではなく、グループ全体の共有事項になります。

いちばん向いているのは小学生の時期です。一人で歩くにはまだ早く、大人といっしょなら問題なく歩ける学年です。一人で通うようになる前の移行期としても、とてもよく機能します。

家庭が続けたくなる理由

  • 付き添いが週五日から週一日になります。 この計算が、多くの家庭が参加する決め手になります。
  • 子どもが目の覚めた状態で着きます。 十分歩いて話す時間は、十分車に乗る時間よりも効きます。
  • 交通安全の練習が毎日積み重なります。 そばに、その場で声をかけられる大人がいます。
  • 校門前の車が減ります。 これは学校側からとても喜ばれます。
  • 近所の顔がわかるようになります。 見落とされがちですが、二年目の保護者がいちばんよく口にする利点です。

日本では集団登校そのものは珍しくありません。ですから多くの地域で必要なのは、ゼロから発明することではなく、すでにある仕組みを自分の町内で整え直すこと、あるいは班のない区域で小さく立ち上げることです。地域の見守り活動や旗当番と重なる部分も多いので、まずは今ある形を確認してから足りない部分を補うほうが早く進みます。

最初の家庭に声をかける

思っているより小さく始めてください。三家庭か四家庭がちょうどよい規模です。全員に休みが回る当番表がつくれて、しかも決めごとが会議ではなく一度の会話で済みます。

  1. 1すでに歩いている家庭に声をかけます。 毎朝すれ違う相手は、たいてい賛成してくれます。
  2. 2学校に一行のお知らせを頼みます。 運営を任せるのではなく、周知だけをお願いします。
  3. 3家庭がそろう前に開始日を決めます。 曖昧な計画には曖昧な参加しか集まりません。
  4. 4お試しの一週間を設けます。 お試しだと明言することで、合わなかったときに抜けやすくなります。
  5. 5終わったら全員で率直に振り返ります。 集合時刻を十分ずらす覚悟も持っておいてください。
よい思いつきをいちばん確実に消す方法は、計画を続けることです。ある月曜日を選んで、歩き出してください。

週に二日だけ参加したいという家庭には、おおらかに構えてください。部分参加も参加です。厳しさは、善意で成り立つ仕組みにとっていちばんの敵になります。

経路と集合場所を決める

提案する前に、実際の時刻に自分で歩いてください。朝の車の流れは休日の昼とはまったく別物です。午後には静かに見える道が、八時二十分には順番待ちの車で埋まっていることがあります。

  • 横断の回数を減らします。 渡る場所は毎日同じにしてください。予測できることが安全につながります。
  • 集合場所は誰にでもわかる地点にします。 特定の門、電柱、角の店。四十番地のあたり、では足りません。
  • 集合場所ごとに時刻を決め、短く保ちます。 二分の待ちは許容できますが、五分は全体を崩します。
  • 低学年がいる場合、全体を二十分程度までに収めます。 長すぎると秋のうちに続かなくなります。
  • 雨の日の別経路を用意します。 水がたまる場所や滑る場所があるなら、雨の朝ではなく今決めてください。

待ち時間のきまり

一文だけ決めて、全員が聞き飽きるまで繰り返してください。二分待って、出発します。厳しく聞こえます。それでも、これがいちばん大切なきまりです。これがないと、いつも遅れる一家庭のせいで全体が少しずつ遅れ、不満がたまり、春を待たずに静かに解散します。

大切な家族との距離を、少しだけ縮めましょう。

無料でダウンロードできます。1分ほどでサークルの設定が完了します。マップを見られるのは、あなたが招待した人だけです。

続く当番表のつくり方

よいグループが崩れるのはここです。歩くこと自体は簡単です。水曜の夜九時に木曜は誰が付き添うのかと確認し合う状態が、人を消耗させます。

  1. 1当番表は学期単位で作ります。 週ごとに決めないでください。
  2. 2全員が実際に見る場所に置きます。 冷蔵庫に貼った紙でもかまいません。
  3. 3交代の手順を決めます。 交代は当事者二人で直接決め、決まってから一度だけ全体に伝えます。
  4. 4週ごとの代理を決めておきます。 体調不良が朝七時四十五分の緊急事態にならずに済みます。
  5. 5人数が多い日はできるだけ二人で。 先頭と最後尾に一人ずつ。難しい日もありますが、目標にしてください。

当番の朝が楽になる持ち物

  • 反射ベスト。 付き添う大人に、冬は子どもにも。学校に予備があることがあります。
  • その日の参加者名簿。 印刷したもので、名前の横に保護者の連絡先を書いておきます。
  • 充電した携帯。 電池が切れたときにどうするかも、あらかじめ決めておきます。
  • 替えの雨具か折りたたみ傘。 上着を忘れる子は、必ず出ます。

天候、欠席、そして現実の朝

天候のきまりは先に決めて、文字にしてください。わが家のグループは、雨なら歩き、路面の凍結や強風や荒天では中止します。大切なのはどちらを選ぶかではなく、朝七時半に誰か一人が十家庭を代表して判断せずに済むことです。

  • 欠席は前夜までに伝えます。 難しい場合も七時半までにお願いします。
  • 集合場所に来ない場合は、二分待って出発します。 保護者には連絡を一度だけ入れます。
  • 中止の連絡は一人が一か所で一度だけ行います。 連絡帳のやりとりで議論しないでください。
  • 冬の暗い朝は反射材を足します。 集合場所をまとめて、早く全員がそろう形にするのも有効です。

位置情報の共有が本当に役立つ場面

わが家のグループで連絡のやりとりを減らしたのは、到着の通知でした。学校を場所として登録しておくと、家にいる保護者にグループの到着が静かに届きます。全員着きましたか、と誰かが尋ねる必要がなくなります。この一点だけで、朝のメッセージはかなり減りました。

期待の持ち方は正直にしておきます。位置の精度は良い条件で最大95パーセント程度で、建物の多い場所では下がります。通知は役に立つ手がかりであって、保証ではありません。Be Closer は無料で使い始められ、App Store と Google Play で15万件を超える評価から4.4の星を得ており、13の言語に対応しています。当番に日本語以外を使いたい家庭がいる場合に役立ちます。いずれ子どもが一人で歩く日を考えているなら、バス停から一人で帰るの段階の踏み方が次の一歩になります。人の多い場所での約束は、はぐれたときの約束をグループ全員で共有しておくとよいと思います。

当番表は信頼で回ります。信頼は、毎朝同じ質問をしなくてよい状態から生まれます。

もう一つあります。学校に取り組みを伝えてください。多くの学校は歓迎し、周知を手伝ってくれるところもあり、過去に同じような活動を見てきた学校なら二週間分の手間を省いてくれます。連絡は一通で済み、それだけで支えられている感覚が変わります。歩く前後の時間の組み立てには、朝七時四十分の仕組みがそのままつながります。

最初の学期が教えてくれること

最初の六週間で何かを変えることになります。ほとんどのグループがそうです。わが家では出発時刻を七分遅らせ、誰も使っていない集合場所を一つ減らし、車の曲がり方を二日見たうえで横断場所を変えました。どれも失敗ではありません。地図の上の姿ではなく、実際の道が何であるかを教えてくれただけです。

見るべき点は三つです。一つ目は、グループでいちばん小さい子にとって無理のない歩きかどうか。歩調と雰囲気はその子が決めます。二つ目は、当番の大人が公平だと感じているかどうか。二人に静かに寄りかかった当番表は春まで持ちません。三つ目は、子どもたちが楽しんでいるかどうか。やわらかい話に聞こえて、いちばん確かな手がかりです。歩くのが好きな子は自分で支度をします。自分で支度をする子は、大人の段取りよりも朝を助けてくれます。

そして学期の区切りに、できれば顔を合わせて、全員で十分だけ振り返ってください。うまくいっていることではなく、面倒に感じていることを尋ねます。役に立つ情報は面倒の側にあります。一つか二つ変えて、新しい形を書き留めて、また続けます。年に二回、小さく調整するグループは何年も続きます。始めた家庭が中学に進んだあとも、たいてい歩き続けています。

ご家族から

Portrait of Marta Osei, who writes the Kids & Teens guides for Be Closer
Marta Osei
Kids & Teens

Marta writes our Kids & Teens guides. Mother of two, professional over-preparer, firm believer that independence is a skill you practice, together first, then alone. She has road-tested every checklist in her own hallway at 7:40am.

Our guides are written by Be Closer's editorial voices and reviewed by the team behind the app. Questions? support@becloser.com

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