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知らないうちにスマホの位置を追われることはあるのか

Portrait of Daniel Reyes, who writes the privacy and technology guides for Be CloserDaniel Reyes 読了目安 10分

端末が持ち主の意識しないところで位置を送っていることは、実際にあり得ます。原因は劇的なものではなく、昔の設定が残っていた、という場合がほとんどです。いまのスマートフォンは位置が使われていることを画面に示し、権限を持つアプリの一覧も見せてくれますので、十分ほどの点検で答えが出ます。同意を前提にした家族の共有は、参加者が全員に見えていて双方向である点で、まったく別のものです。

この質問は、まったく違う二つの気持ちで届きます。記事や映画をきっかけにした素朴な好奇心のこともあれば、じっと動かずに、特定の誰かのことを思いながら書かれていることもあります。どちらにも、慰めでも脅しでもない、まっすぐな答えが必要です。

まっすぐな答えはこうです。持ち主がすぐには思い浮かべない相手に、端末が位置を伝えている状態は起こり得ます。ただし原因はほとんどの場合ありふれています。昔の取り決めのまま共有が残っている、急いでいるときに許可した権限がある、置いたままの端末がアカウントにつながっている。想像されるようなものは、まれです。

そこで、実際に何が可能なのか、自分の端末をどう点検すればよいのか、そして同意を前提にした家族の共有が心配されているものとどう違うのかを順に見ていきます。

こっそり追跡するには実際に何が必要か

スマートフォンは、欲しがった人に向けて位置をまき散らしているわけではありません。端末の中の何かが許可を得ているか、端末にログインしているアカウントが共有しているか、物理的な何かが一緒に移動しているか。問題の形はこれだけで、一覧は短いものです。

  • 位置情報の権限を持つアプリ。 いつか入れて、いつか許可して、そのまま静かに動いています。
  • アカウント側の共有設定。 プラットフォームのアカウントからの共有や、ずいぶん前に作ったまま見直していない家族の設定です。
  • 忘れているログイン済みの端末。 古いタブレット、共用のパソコン、家族に譲ったスマートフォンなどです。
  • 物理的なタグ。 かばんや車に入った小さなタグで、これは別の問題であり、対処法も別です。

いまのスマートフォンは、位置が使われていることをその場で見せてくれます。主要などちらのプラットフォームにも、位置が読み取られているときの表示がありますし、どのアプリに権限があり、直近でいつ使ったかの一覧も残ります。自分の端末を点検するのに特別な道具は要りませんし、要ると言ってくるものは疑ってよいと思います。

十分でできる点検

これはお茶でも入れて、落ち着いているときに一度やってください。細かいメニューの場所は意図的に書きません。版によって移動しますし、間違った案内は案内がないより悪いからです。以下の項目はどれも iPhone にも Android にもあり、太字の言葉で設定を検索すればたどり着けます。

  1. 1位置情報。 プライバシーや位置情報の項目を開き、権限を持つアプリの一覧を読みます。常に許可か、使用中のみか、許可しないかを見ます。
  2. 2常に許可。 常に許可になっているものは、その扱いに値するかを考えます。地図、自分で選んだ家族向けアプリ、使っている運動の記録などです。背面で位置が必要な理由を説明できないなら、使用中のみか、なしに変えてください。
  3. 3アプリ。 ホーム画面ではなく、入っているアプリの全一覧を見ます。ホーム画面は物を隠します。覚えのないもの、もう使っていないものは消します。
  4. 4共有。 プラットフォーム自身の人との共有機能と、家族グループを確認します。昔の取り決めは、引っ越しや転職や関係の変化を越えて生き残ります。誰も終わらせようと思わないからです。
  5. 5端末。 アカウントにログインしている端末の一覧を見て、いま手元にないものはサインアウトします。
  6. 6更新。 保留になっているシステムの更新を当てます。地味ですが、この一覧でいちばん効きます。

最初の二つをもっとゆっくり進めたい方はどのアプリが位置情報を見ているかの点検へ、次に何かを入れる前の見分け方はアプリのプライバシー表示を読むへ進んでください。

ふつうの状態とはこういうものです

  • 位置情報を使えるアプリは数個。 その多くが使用中のみになっています。
  • 位置情報の表示が出るのは、地図を開いたときや写真を撮ったときで、それ以外ではあまり出ません。
  • 共有の一覧に見覚えがある。 声に出して名前を言える相手だけが並んでいます。
  • 電池の減り方が一日の使い方と合っている。 説明のつかない急な消耗は見る価値がありますが、それだけでは弱い手がかりです。

Bluetooth のタグと、知らないタグの通知

小さな Bluetooth のタグは、鍵や荷物にはとても向いていて、人を追う道具としては役に立ちません。それでも心配は残りますので、いまはどちらのプラットフォームも、自分のものではないタグが長く一緒に移動しているように見えるときに知らせてくれます。この通知こそが要点です。

通知は情報であって、緊急事態ではありません。借りた物、共用の車、友人のかばんが後ろの席にある、といった場面のほうがはるかに多く鳴ります。表示された内容を読み、画面の手順に沿ってタグを特定するか無効にしてください。最初の通知で、真夜中に車の中をひっくり返す必要はありません。

詳しくはAirTag と望まない追跡に、種類ごとの違いはBluetooth タグと GPS トラッカーの違いにまとめています。

Be Closer が同意を前提にしている理由

ここまで書いてきたことが、そのまま私たちが避けたかった失敗の形です。こっそり入れて隠しておける家族向けアプリは、安全のための道具ではなく、見た目のよい問題そのものです。ですから、この仕組みは両側から見えるようにしてあります。

  • 参加者が見えます。 同じグループにいる人は、ほかに誰がいるかを全員が見られます。
  • 共有は設計として双方向です。 地図は家族が合意して使うもので、ひとりに適用するものではありません。
  • 誰でも一時停止や退出ができます。 それはふつうの操作であって、警報ではありません。
  • 精度には限界があり、それを言葉にします。 良好な条件で最大95%の精度、地下や電波の弱い場所ではそれより落ちます。

位置情報のアプリは、家族がそろって、それぞれ自分の端末を持って、居間で一緒に開いたものであるべきです。これから始めるところなら、期間を決めて位置情報を共有する方法が、重すぎない始め方になります。

大切な家族との距離を、少しだけ縮めましょう。

無料でダウンロードできます。1分ほどでサークルの設定が完了します。マップを見られるのは、あなたが招待した人だけです。

気になる点が見つかったとき

急がないでください。いちばん多い結末は昔の設定で、次に多いのは、相手が当然知っていると思い込んでいたという場合です。どちらも、会話とひとつの切り替えで片づきます。

  1. 1気づいたことと日時を書き留めます。 何かを変える前に書いてください。記憶はすぐにぼやけます。
  2. 2上の点検を行い、自分で選んだ覚えのないものから権限を外します。
  3. 3アカウントのパスワードを変え、そのあとでもう一度端末の一覧を確認します。
  4. 4安全にできるなら、相手と話します。 ほとんどは行き違いです。
  5. 5安心できないときは、実際の助けを求めてください。 信頼できる人、お住まいの国の相談窓口、警察です。私も、アプリも、法律の助言はできません。
持ち主の想定より多くを共有していた端末は、そのほとんどが忘れられた設定であって、筋書きのある話ではありません。退屈な説明から先に確かめてください。

同じ心配を繰り返さないための一文の取り決め

この分野の心配の多くは、あいまいさから生まれます。家の中で誰が誰に何を共有しているのか、誰も言えない。そうすると、ふと浮かんだ考えが育つ余地ができます。短い取り決めを書いておくとその余地が消えますし、決めるのに十分もかかりません。

書き出しておく価値のある家族の取り決め

  • グループにいる人は全員が見えます。 誰でも一覧を開いて読めます。
  • 私があなたについて見られることは、あなたも私について見られます。
  • 誰かの端末に、他の人が勝手に何かを入れることはしません。
  • 権限の確認は年に二回、一緒に、十分で行います。
  • 誰でも理由を言わずに共有を一時停止できます。

権限の確認は、飛ばされがちで、いちばん効く項目です。スマートフォンには物がたまります。一度の旅行のために入れたアプリが、誰も見直さないまま三年ぶんの背面の位置権限を持ち続けます。火災警報器の点検の隣に予定として書いておけば、調査ではなく五分の家事になります。

落ち着いているときに書いた取り決めが、落ち着いていないときを支えます。書いておく理由はそれだけで、これは合鍵やパスポートの扱いとまったく同じです。

台所で友人に聞かれたら、私はこう答えます

まず、その質問は考えすぎではありません。スマートフォンは複雑で、設定は移動し、アカウントが何をしているかを見失うのはごくふつうのことです。確かめるのは疑うことではなく、手入れです。

次に、点検は短いので、記事をあと三本読むより先にやってしまってください。設定を十分ほど眺めるほうが、いくら想像を重ねるよりも多くのことがわかりますし、見たという行為そのものが気持ちを落ち着かせます。

三つめに、正直な限界は両側に働きます。位置の技術はよくできていますが完全ではありません。良好な条件で最大95%の精度ということは、地下にある端末はおかしな場所を報告するということでもあります。思いがけない場所に出た点は、隠された事実であるより、うまく取れなかった測位であることのほうがずっと多いです。

設定を確かめ、自分で選んでいないものを外し、そこで端末を置いてください。多くの場合、答えは物語ではなく、ひとつの切り替えです。

最後に、これが端末ではなく人についての話であるなら、技術は問題の小さいほうの半分です。信頼できる人に話してください。端末の点検はやる価値がありますが、それは人からの本当の支えの代わりにはなりません。

ご家族から

Portrait of Daniel Reyes, who writes the privacy and technology guides for Be Closer
Daniel Reyes
Privacy, Trust & How It Works

Daniel covers privacy, consent and the technology under the hood. A dad who reads the settings screens so you don't have to, he believes the best family tech is the kind you can explain to your kid in one sentence, and that nothing should ever be tracked in secret.

Our guides are written by Be Closer's editorial voices and reviewed by the team behind the app. Questions? support@becloser.com

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