Privacy & Trust自分の位置情報は誰に見られているのか。10分でできる家族のプライバシー点検
Daniel Reyes 読了目安 10分位置情報は四つの層で共有されています。OS本体、家族の見守りアプリ、SNSやメッセージアプリ、そして写真のメタデータです。それぞれ独立した設定を持っていて、ひとつを止めても残り三つには何の影響もありません。一度この四つをすべて点検し、半年に一度見直せば、家族の居場所を誰が見ているか、正確に把握できます。
よく聞かれる質問があります。「自分の居場所は、実際のところ誰に見えているのか」。正直な答えは、ほとんど誰も把握できていない、です。プライバシーをかなり気にしている人でもそうです。理由は単純で、位置情報の共有はひとつの設定ではないからです。四つの独立した仕組みが、この十年でばらばらの時期に積み重なってきたもので、しかもお互いの存在を教えてくれません。
だからこそ、よくある助言はうまくいきません。あるアプリの位置情報をオフにして安心し、残り三つの経路は開けっ放しのまま、ということが起こります。中高生の子どもが「何も共有していない」と言い張ることもありますが、聞かれたアプリについては正しくても、本人が忘れているアプリについては間違っている、ということがよくあります。
そこでこのガイドでは、説教ではなく実際の点検を紹介します。一台あたりだいたい10分です。できれば家族で一緒に座って進めてください。設定を変えること以上に、そこで生まれる会話に価値があります。
四つの層。見える範囲が広い順に
設定をひとつ触る前に、何を相手にしているのかを知っておくと楽になります。今どきのスマートフォンで位置情報が共有される場所は四つあり、それぞれ本当に独立しています。
- 1OS本体。 AppleのFind Myや、Googleの位置情報共有はアプリより下の層にあります。スマートフォンに組み込まれていて、指定した相手に位置を継続的に伝えられますが、インストール済みアプリの一覧には出てきません。アプリではないからです。
- 2家族の見守りアプリ。 Be Closerのように、自分の意思で入れたアプリです。目に見えていて、自分で選んだものなので、一番理解しやすい層です。
- 3SNSやメッセージアプリ。 LINE、Instagram、その他のSNSにも、それぞれ独自の位置機能があります。常時のものもあれば、投稿に紐づくものもあります。ここが一番、親を驚かせる層です。
- 4写真のメタデータ。 スマートフォンで撮った写真には撮影場所の座標が記録されることがあり、その情報は写真を誰かに送ったり、どこかへ投稿したりするときに一緒についていきます。
この点検全体に共通する一つの原則。今月自分で選び直していないものは、選び直すか、オフにする。問題は新しい許可ではなく、古い許可です。
名前を言える相手が頼んで、自分がそれに同意した場合を除いて、スマートフォンが自分の居場所を語れる状態はおかしいのです。
第一の層。OS本体
まずここから始めます。この層は一番強力で、一番見えにくいからです。継続的に共有され、アプリを消しても残り続け、両方のOSで一度設定すると何年も忘れられがちです。
iPhoneの場合
- 1「探す」アプリを開き、「人を探す」をタップします。ここに載っている全員が、あなたの現在地を無期限に見られます。
- 2各名前をタップし、共有が無期限か、期限つきかを確認します。昔の旅行の相手、別れた交際相手、元同居人、学校の課題で一緒だった相手が残っていないか確認します。
- 3「設定」から「プライバシーとセキュリティ」、「位置情報サービス」へ進みます。アプリの全リストをスクロールします。ここが台帳です。
- 4リストの一番下にある「システムサービス」を確認します。位置情報に基づく提案や、よく訪れる場所などを管理しており、ここを開いたことがない人がほとんどです。
- 5システムサービスの中の「よく訪れる場所」を見ます。スマートフォンはよく行く場所の履歴を端末内に暗号化して保存しています。存在自体を望まないなら、消去してオフにできます。
Androidの場合
- 1Googleマップを開き、プロフィール写真をタップして「位置情報の共有」を選びます。載っている全員が現在地を見られます。今日また招待し直さない相手は削除します。
- 2「設定」から「位置情報」、「アプリの位置情報の権限」へ進み、許可されているアプリを一つずつ見直します。
- 3同じ位置情報メニューの中の「位置情報サービス」を開き、Google位置情報の精度、Wi-Fiスキャン、Bluetoothスキャンを確認します。機種によっては位置情報自体をオフにしてもスキャンだけ残ることがあるので、知っておく価値があります。
- 4Googleアカウントのアクティビティ管理から「ロケーション履歴」、いわゆるタイムラインを確認します。オンになっていれば、これまでの移動の地図がGoogleに残ります。一時停止も履歴の削除もできます。
OSレベルでよく忘れられている共有
- 三年前の旅行のために設定し、そのまま消し忘れたFind Myの共有。
- もう関わりのない相手とのGoogleマップの共有。
- 端末を設定した初日からオンのままのロケーション履歴。
- もう見守りの必要がない大人に、子どもの端末が報告し続けている家族アカウント。
「使用中のみ許可」が実際に意味すること
両方のOSともだいたい同じ三つの選択肢を用意していますが、言葉の裏に実質的な違いがあります。ここを正しく理解するだけで、アプリの層に関する不安の大半はなくなります。
- 許可しない。 アプリは位置を一切読み取れません。位置に関わる機能は動きません。
- 次回のみ許可。 一回限りの許可です。旅行先の駐車場アプリのように、年に数回しか使わないアプリに向いています。
- アプリの使用中のみ許可。 画面を開いている間、または直後の短い間だけ読み取れます。一日中追いかけることはできません。
- 常に許可。 ポケットに入っている間も含めて、バックグラウンドで位置を読み取れます。見守りアプリが機能するために必要なもので、買い物アプリには不釣り合いです。
単純な原則として、存在意義そのものが「居場所を知ること」であるアプリだけを「常に許可」にします。それ以外は「使用中のみ」か「許可しない」で十分です。天気やニュース、通販アプリには、正確な位置ではなくおおよその位置を渡す設定も両OSにあり、これが良い既定値になります。
大切な家族との距離を、少しだけ縮めましょう。
無料でダウンロードできます。1分ほどでサークルの設定が完了します。マップを見られるのは、あなたが招待した人だけです。
第三の層。SNS、親が一番驚くところ
家族で点検すると、たいていここで予想外のものが見つかります。悪意によるものではなく、初期設定でオンになったまま忘れられていた、という場合がほとんどです。
- Snapchat。 Snap Mapはアプリを開いたときの現在地を友達に見せられます。Ghost Modeにすれば隠せます。機能のオンオフだけでなく、誰が閲覧できるリストに入っているかを確認します。
- Instagram。 投稿やストーリーの位置タグは任意ですが、いったん習慣になると外れにくいものです。自宅からの投稿に位置タグが習慣的についていないか確認します。
- LINEなどのメッセージアプリ。 チャット内で期間限定の現在地共有ができます。十五分のつもりで始めた共有が、ワンタップで八時間に延びることもあります。
- ランニングやフィットネス系アプリ。 公開された活動記録は、毎回の開始地点と終了地点から自宅の住所を割り出せてしまいます。
アプリごとにすべての設定を覚えようとするより、二つだけ問いを立てます。一つ目、このアプリは運営会社以外の誰かに自分の位置を共有できるか。二つ目、今その相手として誰が登録されているか。答えが「いいえ」と「誰もいない」なら、次に進みます。
第四の層。すでに送ってしまった写真
写真のメタデータは一番静かな層です。カメラは撮影場所の座標を画像ファイルに書き込んでいて、何かが取り除かない限り、写真と一緒に移動します。
- 多くの大手SNSはアップロード時に位置情報を取り除きますが、これは配慮であって保証ではありません。
- メールやファイル添付、一部のメッセージアプリでは、メタデータがそのまま残ることが多いです。
- iPhoneでは、共有画面の上部にある「オプション」から、送信前に位置情報をオフにできます。
- Androidでは、Googleフォトの共有機能に位置情報を削除する設定があります。
- 写真の整理に必要でなければ、カメラアプリ自体の位置情報タグ付けを丸ごとオフにすることもできます。
10分点検のまとめ
- 今日また設定し直さない共有は、OSレベルからすべて削除する。
- 位置情報が本来の目的でないアプリはすべて「使用中のみ」か「許可しない」にし、可能ならおおよその位置を選ぶ。
- SNSは機能のオンオフだけでなく、閲覧できる相手のリストを確認する。
- カメラの位置タグ付けをオフにするか、自宅の写真を送るときは取り除く。
- 半年後にもう一度やる予定をカレンダーに入れておく。
Be Closerはこの中でどの位置づけか
点検のガイドを書きながら自社の製品に触れないのも不自然なので、ここではっきり書きます。Be Closerは第二の層のアプリです。プライベートなサークルの中の相手にだけ位置を共有し、それ以外には誰にも見えません。公開地図も、見つけてもらう機能も、見知らぬ人がアプリの中でこちらを見つける手段もありません。
- サークルに入っている全員が、自分がそこに入っていることを確認できて、同じ地図を見ています。隠れモードはありません。
- 共有するかどうかは自分で決められ、オフにしたことは黙って処理されるのではなくサークルに見える形になります。実態と違う地図のほうが、地図がない状態より悪いという考え方です。
- 家族の地図として機能するには「常に許可」が必要で、これはまさに「常に許可」が適切な数少ない場面のひとつです。
- Be Closerは無料でダウンロードでき、13言語に対応しています。App StoreとGoogle Playを合わせて15万件以上の評価があり、評価は4.4です。ダウンロード数は1000万を超えています。
ご家族から

Daniel covers privacy, consent and the technology under the hood. A dad who reads the settings screens so you don't have to, he believes the best family tech is the kind you can explain to your kid in one sentence, and that nothing should ever be tracked in secret.
Our guides are written by Be Closer's editorial voices and reviewed by the team behind the app. Questions? support@becloser.com



